育てるという行為

ブログ2012.10.29
チューリップ画像

みなさま、こんにちは。
植物と人間と組織を育てるって事は、とても共通している事が多いと強く思う本田です。

種をまいて、発芽するまでに時間のかかるものとかからないものがありますね。
チューリップが春先に大輪の花を咲かすには、今の時期(秋口)には球根を植えておかねばならないってご存知でしたか?
芽が出ない事がわかりながら、球根をイメージして水をやり続ける。これを寒い冬にやり続けた場合だけ、チューリップは花を咲かすのです。

チューリップに詳しいわけではありませんが、土と球根と水があれば育つかといえば、違うと思います。
土にも種類があります。ふんわり栄養の多い土もあればカチカチもあるでしょう。
太陽の光が当たりやすい場所もあれば日陰が続く場所もあるでしょう。
水にしても、やれば良いってわけではなく、大雨が続くとダメだとか、水はけさえ良ければ大丈夫とか、植物によっても違うはずです。
良かれと思って入れた栄養剤がダメな事もありますよね。

日陰が続いても、他の条件が良ければ咲くかもしれない。でもそれはアバウトに言うことではなく、球根の特徴を熟知していたらわかること。ケース・バイ・ケースですね。

これらを読んでどう思いましたか?
チューリップ育てるのは難しそう・・・とか、植物を育てるのは難しいよね・・・とか思いました?

偉そうに書いていますが、私は植物を育てるのが苦手です^^
でも、うまくなりたい。
余談ですが、胡蝶蘭ご存知ですよね!?
胡蝶蘭がなぜ高いかという理由を耳にしました。
理由はズバリ、「育てるのが難しいから」なんだそうです。
頂いた時、素晴らしく美しいのに、弱らせてしまう事が多いのはとても残念です。
私も、本当に難しいな~と思いました。
・・・っということは花屋さんがあれほど素敵な状態に保っておくという行為がどれほど熟練の技を要するかという事で値段が付いているのだそうです。

納得!!!!!です。育ててみた事がある人は今、頷いてますよね(笑)

こういうものは、他にもありますね。植物でも組織でも人間でも。

人間も組織も生き物でしょ?組織といえば会社も家族もそうですね。
2人は組織とは言わない(と私は思っています)
3人以上集まればそれは組織です。組織は難しいですよね~~~~~。(今、頷いている人多そう^^)

チューリップに例えると、チューリップの方が少し育てやすいと思います。
だって、育て方というものがある程度はっきりしているから。
育てるキットが発売されていることもあります。成功確立は高いと思われます。

しかししかし、人間や組織になれば、キットは売っていません。
キットに近いものといえば、ノウハウ本やセミナー受講でしょうか。

一般論が解っても、人間はチューリップの種類ほど少ないわけじゃない。
人の数だけ種類がある(笑)そこが大きく違う所。同じ人は絶対に居ない。同じ人でもいろんな顔がある。ああ、ややこしい!!
でも私はそこが面白いと思うし、人間である事の最大の良さだと思います。
しかし、それが会社の売上や存続を左右するものだとすれば、良い方向に持って行かねば死活問題。
会社ってところは、独特の環境や風土があります。会社の数だけあると思ってください。
なぜ断言出来るか!?
それは、500社を超える会社とお付き合いして来ましたが、今まで一つとして同じ給与明細書の会社を私は見たことがないからです。
給与明細書は、会社が何に価値を見出すかを表したものですよね。
労務管理や社風が全く同じになる会社なんて無いのです。その上ヒトも違うって事は、会社の組織をまとめるにはオーダーメイドしか無いって事です。

私はね、人は常に感じているし考えている生き物だと思っています。
冬の時期ってあるんです。大輪の花を咲かすためには、それなりの蓄えだったり時間が必要。
それぞれに見合った時間と場所と育て方が必要という事です。

人は育つことで喜びを感じる生き物だと思っています。
それはチューリップと同じですね。チューリップに意思はないかもしれませんが、楽しそうに見えます(笑)
育つ人が居ると言うことは、育てる人が必要って事です。

お互いが育て合うってのが本当は正解だと私は思います。
自然というものを見ると、誰も手を加えないけど繁栄し続けています。
人工的なものが入ってしまったイビツな自然の場合、人の手が入らないと保てなくなることがあるのでしょう。ダムのようなものとかね。

組織に話を戻すと、会社の組織でいきなり「みなさん、育て合いましょう」って言っても「???」ですよね。
だから、誰かが最初は育てる人にならねばなりません。
それは、経営者、あなたです。

しかし経営者は人を育てるプロではありません。
きっと営業が上手いとか、プログラムを作るのが上手いとか、デザインが上手いとか特技があってその会社を経営している人が多いでしょう。

人について考えている仕事をしている人を、右腕としてスタートすれば良いのです。
経営者はやることが多い。全てを一人で出来る人はいません。
人、組織は生き物です。難しいと思った時は専門家のドアをノックしてください。
解らない人同士が話をしても、キラリと光るものは生まれません。

例えば弊社では、労務管理と給与明細書と女性の感性とアイデアを使ってありがとうが循環する組織への伴走者になるサービスを提供しています。
HPにはまだ記述できていませんが、サービス内容をお話することがいつでも出来ます。
これは日本ではじめてのサービスです。

 

 

 

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