新卒採用者と1日目を考える(ギャップ編)

ブログ2013.03.28

喜び女性みなさま、おはようございます。
採用って会社の色がそのまま出るな~と思っている本田です。

前回のブログで、新卒者の1日目はとっても不安なのだと書きました。
不安は、誰にとってもすごい存在なんだとブログを書いていて改めて実感しています。
また、「不安」について改めて書こうと思いました。

不安なんて微塵も感じさせない「無敵の王者」のような新人さんも中にはいると思います。
堂々としている事はいいのですが、「それはあかんやろ~!」という態度が見え隠れする時、どうしたらいいか。
こういう人への対応方法を間違うと、場の雰囲気がぐちゃぐちゃになります。
見た瞬間(もしくはその日中)に対処しないと、会社はそれを受け入れたという事になってしまいます。
そうならないための手立てはないものか。。。。。

実は、私自身これで悩みました。これから知らない人を雇う時、困らないように対策方法を考えました。
どこかの本に載っていたわけではないので、事例として読んでください。

去年の夏、私は1人で地下鉄に乗っていました。
そこに20才くらいの黒いスーツを着た男女5人が乗り込んで来ました。
営業の仕事をしているようでした。
仕事をちゃんとしようとしている会話の内容には好感を持てました。
「ええな~、がんばってるな!」

でも、すごい茶髪で、喋り方がどうしても好きになれませんでした。
もし、我が社に入って来る人が、入社1ヶ月してこの人のような状態になったら、私はどう言えばいいのだろうか?と思ったのです。
採用試験の時、一緒にやっていけそうなので採用したいけど、この2点をどうやって指導したらいいんだろうか?とも思ったのです。

そして考え続けて一週間、ヒラメキました。
社員心得を作れば良いのだと。

つまり、「我が社が求める人材はこういう人です。こうなってもらいたいんです。こういう心得を良しと思う人に入社してもらいたいんです」という事を、先に宣言しておくと解決するはずだという事です。

その時、私がひねり出した基準が「美しい」という言葉でした。
弊社は、お客様の心臓部にあたる給与処理やドロドロしている可能性のある労務管理をさせて頂く仕事です。
コンサルティングも行うので、お客様の会社に密着しまくりです。
その時、どうありたいか。どういう風に見られる会社でありたいかを考えました。

言葉使い、文字、立ち居振る舞い、服装、礼儀作法、仕事のやり方、成果物、全てにおいて美しいという判断基準があれば大丈夫だと思いました。
物体だけでなく、考え方も入ります。美しいとはそういうものだと考えています。
弊社の社員心得は9つあります。
HPにも書いていますが、書いておきます。

一、私たちは、美しいという判断基準を持ちます
一、私たちは、プロフェッショナルを自覚します
一、私たちは、整理整頓を基本とします
一、私たちは、うそをつきません
一、私たちは、謝る勇気を持ち歩きます
一、私たちは、自分の体験を還元します
一、私たちは、個性を尊重します
一、私たちは、伝統と変革を大切にします
一、私たちは、生活を楽しみます

こうやって書いておくと、入社前にこれに納得さえしてもらっておくと、すんなり指導が出来ます。

「美しい言葉使いってありますよね。
好感を持たれる髪型や髪色ってありますよね。
美しくありたいとがんばる私達は、あなたの今の状態をこれから変えていけると思いますが、どうですか?」
というニュアンスを伝えて会話して、本人がどうしたいのかを聞いてあげればよいと思います。
社会通念上OKと思える事であれば、注意なのか罰なのか判断つきにくいです。
でも、先に社員心得というものがあれば全てはすんなり行きます。

これは、経営理念を分かりやすく解釈したものだと思っています。
経営理念をいきなり理解するのは、特に学生だった人には難しいでしょう。
分かったようでわからないものかもしれません。分かったふりをする事もできるでしょう。
経営理念を軸に、目指す世界に一丸となって突き進むために、身近な言葉や行動に置き換えたものが社員心得ではないかと私は思うのです。

4月1日まで日がありませんが、社員心得を作っていれば社員への指導はすんなりと出来ると思います。
★ポイントはです。後付はしんどいです。でも無いより絶対に良いです!
社員心得は鉄道のレール。みんなで一緒にその方向に進む為のレール。
出来ていなくてもいいのです。弊社でも、朝礼で唱和する度にドキっとします(笑)
出来ることになるのが楽しいんです。成長なんです。達成感なんです。
出来てしまった優等生よりも、楽しいかもしれません。

こうやって書いていると、やっぱり、来年新卒生が入ってくれたらいいのにな~って思ってしまいました(*^^*)

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