5つ目の決意表明

ブログ2013.03.30

みなさま、こんにちは。
久しぶりにここ数日スッキリという感覚を満喫している本田です。

2013年3月は、想像とは違ってターニングポイントになりました。
4月1日から心あらたに始める準備に入るとき、今までをまとめて発信する事が大切だ!と感じたので、書き記す事にします。

来月、OfficeMは設立して2年半になります。
2010年10月15日、「起業しました!」と立志庵に入り、同じ日に大阪府中小企業家同友会に所属しました。
起業する!
これが1つ目の決意表明でした。
立志庵にその日の日経新聞朝刊を持って行き、じっくり読むという事が最初にした仕事です。何をやるべきか全くわかりませんでした。

起業して3ヶ月目、経営者仲間に助けられながら経営理念作りに取り掛かりました。
楽勝だと思っていた私は大馬鹿もので、これから1年を超える期間、寝ても覚めてもこれにうなされ続ける日々を送る事になります。
出来ない事に対するショックの大きさに、理念童子という赤ん坊を夢の中で創りだしてしまったほどでした。
この1年は、本当に辛かった!(でも、人に会い、勉強を続けて行く事はとても楽しく刺激的でした)

うなされている期間でしたが、社員を雇うべきだと経営者仲間にアドバイスされ、パート社員を雇う事にしました。何の仕事をしてもらうかわからないのに、雇いました。
雇用するぞ!
これが2つ目の決意表明でした。

そして、うなされ続け、こだわり続けたからこそ、自分の魂の叫びとも言える経営理念が出来あがりました。
血と涙と汗の結晶と言える一品です。
経営理念を公開したことが、3つ目の決意表明。
目指すべき姿が言葉になった事は、何のために今を生きているのかまで言い表わせます。
出来上がった事で、辛さはすべて喜びに変わって行きました。幸せを実感できるようになりました。
こんな事になるとは思わなかったです。出来あがってみたら、そんな気持ちになる事がわかりました。

2012年6月20日、株式会社にしました。
5月下旬に株式会社にするべきだと経営者仲間にアドバイスされその日のうちに司法書士に連絡を入れて一気に作りました。
経営理念が出来ていたので、アドバイスがすんなり聞けたんだと思います。
株式会社にした事、これが4つ目の決意表明でした。

今までの4つの決意表明を振り返っわかったこと、それは
2年半で、私はたくさんのものを得ていたんだ
という事です。

持っていないと思っていたわけではありません。解っているようで分かっていなかったと気づいたのです。
だから、自分のため、広く聞いて頂くためにも、このタイミングで”まとめ”をしたいと思いました。

経営者仲間をたくさん作り続けた2年半でした。この選択は大正解でした。
広げるだけではありません。力を入れたのは深める事です。深めるためには、こちらから動く事が大事だと学びました。
今、私の周りには、私の事を本当に心配・応援してくださる経営者の方がたくさんいらっしゃいます。
たくさんの傷を負ってきた経営のプロフェッショナルの顔がたくさん浮かびます。
こんなに安心できる事はない。そう思います。何もわからないと思っていた世界なのにとても心強い。これからもきっと大丈夫。そう思えるってすごい。

株式会社にした事、これも大正解だと思います。
株式会社にしていたから、総務省が行なっているテレワーク推進事業者に選定して頂く事ができ、導入する事ができ、札幌と宮崎と大阪のセミナーでお話させて頂く機会に恵まれました。
単なる箱ですが、OfficeMには必要な箱なんだと感じています。

雇用をして1年以上経過した今、この選択は正解だったとじんわり感じます。
会社員時代の後輩を雇い入れて1年が経ちました。彼女の成長も凄まじいですが、私が気付かされっぱなしなのが驚きであり、ありがたいと思います。
想像と現実は違う。これを日々目の当たりにしています。
給与処理とは、従業員がいるからこそ発生するものです。
給与処理に携わる会社には、従業員がいた方が良いと私は感じるようになりました。
なぜなら、従業員の苦しみ、不安、悩み、喜びと経営者が感じる様々な心の動きを知って処理を行えば、給与処理はとてつもないポテンシャルの塊に化ける事がわかったからです。
私は給与処理は作業ではない。社員にも経営者の方にも、そう言い続けています。経営者と働く仲間の信頼のかけ橋、それが給与処理。そして給与明細書は経営者からのラブレター。
もう一度言います。給与処理は単なる作業ではありません。そう考えているのは、もったいなすぎます。

そして今から5つ目の決意表明を行います。
OfficeMは、給与処理のプロフェッショナル集団で皆さまを支え続けます
これを宣言します。
起業する!と宣言した時の熱い思いは今でも続いています。その時のよりコアな部分に舞い戻りました。
この5つ目の決意表明をする事で、屋台骨をしっかりさせたいと思います。
周りから固めて来て、やっと棟上げ式を迎えたという感じでしょうか。

広げて、深めて、迷走して、考え抜いたらやっぱり同じところに戻って来ていた。
笑えるような、感動するような体験だな~と思います。
楽しくもあり、辛いとも言える道のりでした。

する、みる、見つける、改善する、解説する、助ける、広げる、つなぐ、楽しむ、導く。
OfficeMは給与処理のプロフェッショナル集団として、様々な会社や個人と共に歩んでいきたいと思っています。
給与処理で困ったら、何でも相談してください。OfficeMは給与処理のよろず相談引受ます(無料)♪

給与処理で一番大事な事は、間違わないことだと思っています。
なぜなら、給与明細書とは経営者と働く仲間との信頼のかけ橋になる存在だからです。
理由はともあれ、経営者が作るべき給与明細書を間違えて発行し続けたら、どんなに良い会社にしたくても、働く仲間からの信頼はザルのように抜けて行ってしまうでしょう。
謝れば済むという問題ではないのです。
信頼を得るには、長い時間と取り組み姿勢が必要です。でも、信頼を無くすのは一瞬です。謝っても、すぐには元に戻りません。また果てしない長い時間を要するのです。

最近、高速道路で天井が落ちてくる事故がありましたね。
ドキっとしました。何を信頼すればいいの?トンネルは全部危ないの?トンネルは通れないの?
みなさんも感じませんでしたか?なんとも言えない不安感。

経営者が知らぬ間に、給与明細書にこの不安感が漂っている事はないでしょうか?
給与明細書を正しく発行し続けるという大役を担う人に、正しい知識を付けてもらいたいと私は思います。
OfficeMは、それを実践し続けるプロフェッショナル集団であることを、ここに宣言いたします。

《2013年3月30日 株式会社OfficeM 代表取締役 本田麻里 本町の事務所にて》

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