会社と歴史と評価制度
みなさん、こんにちは。
最近、過去から学ぶとか過去を大事にする事に心が響く本田です。
今を生きるんだ!
幼い時はそうですよね。今が楽しいか楽しくないかが重要。
そのうち、未来に対して不安が出てくる。特に最近はその傾向が強いですね。
未来に対しての不安は、バブル真っ盛り(最高潮)の時に就職活動をしていた私でさえ思っていました。
しかし、周りを見るとそこまで考えている人は少数派だったようにも思います。
今の学生は、真剣にみんな考えているでしょうね。
今、「不景気」「グローバル化」「ITの進化」など初体験が多く「難しくてわからん!!」と掘って投げたくなるものがうじゃうじゃ・・・。
しかし経営者としては未来予測をしないといけません。
とはいうものの、未来は難しい。だって解らないから。
しかし、やはり未来を見なくてはいけない・・・。
そこで必要になるのが、歴史です。
外部環境(時代背景)を知る為に国史(日本の歴史)を知り、世界史を知り、日本の立ち位置と地位と特異性を確認する必要があるはずです。
最初はザックリ。そのうちしっかり。やらないよりやるほうが良いから、私はそうしたいと思っています。
今はザックリ楽しんでます。教えてくださるセミナーに参加したり、大阪あそ歩で文化と歴史を教えて貰ったり、NHKの番組を見たりしています。
大まかな歴史が分かれば、それだけで世の中の見方が変わります。すごく新鮮になります。そうすると未来を少しだけ覗く事が出来るかもしれません。
暗黒に見える未来に、薄日が差すようなものでしょうか。
そして、同時に自社の歴史を重ね合わせてみる。そうすると自社の力なのか外部要因の力なのかはっきりすると思います。
私の会社は、まだそこまで歴史がありません。振り返る事が出来る日を楽しみにしたいと思います。
お客様の中で、長く会社を維持されているところがあります。
月に何日かお伺いしますが、行く度に何か頂きます。(女性だけね!っていう特権も多々ありますが!!)
贈り物をする文化がその会社と取り巻く会社にはあるのでしょうね。
この会社は底力があるな~といつも思います。歴史や文化から来る大きな空気を感じる事でいつも勉強させて頂いています。
歴史には必ず文化が付いて来ます。そのゴチャゴチャ具合がすごく面白いって私は思っています。
実はバブル真っ盛りの頃、私は西洋に強い憧れがあり、西洋の考え方が好きでした。
訪れた事が無かったから、よけいに想像が膨らんだのでしょうね。
損得、善悪で全てにカタがつくスッキリ感が素敵だと思っていました。
しかし、最近その考え方はゴッソリ変わりました。大人になったのと、知識を得たのと、日本の文化と歴史を勉強をしたからです。
日本は素晴らしい国だと思います。日本人で良かったと思います。
日本にしかないものがたくさんあると教えて貰いました。
その中に、「美意識」という判断基準があるという事を習いました。
すごく嬉しかったです。なぜなら、教えて貰う前に、私は自社の社員心得のトップに美意識を挙げていたからです。
あ~、日本人だったんだ。損得、善悪だけでは答えが出せないと思って考えぬいた結果出た言葉が、「私たちは、美しいという判断基準を持ちます」でした。
こんなにスッキリとした事はありません。
社員のKちゃんにその事を言った時、Kちゃんもすごく嬉しそうでした。
なぜ社員心得のトップにこれを持ってきているかというと、新しく社員が入って来たときのシュミレーションをしてみた時に気づいたのです。
その人が、文字を綺麗に書かない人だったとします。
(履歴書は時間をかけて書いたからうまく書けていたとしましょう)
忙しいと殴り書きとなり、そのまま顧客に出されるとOfficeMとして不完全であると私が思うレベルだとします。
その時、「ねえ、もう少し綺麗に字を書いて貰えませんか?」と言うと「綺麗に書いたら時給アップしてくれるんですか?汚い字は悪いんですか?でも頑張っているんですよ!私!!」と答えるかもしれません。
その人の判断基準が「損か得か」「善か悪か」しかないのです。
この人をどう言いくるめようと、イタチごっこでしょう。
しかし、入社前にこの社員心得に異議を唱えていないとすれば、私はこう言えます。
「美しいかどうかという事で考えてほしい。貰った人が喜ぶサービスを私はしたいのです。丁寧に書いてくれた文字は下手でも綺麗(美しい)です。心を込めて書いてください。美しい心で書いてください。」と。
実際に下手な字を書く人であれば、こう言います。「一緒にボールペン字を習いましょう。毎日稽古しましょう。そうすることが我社では評価される行動なのです。」と。
こうやって評価制度を作っていくつもりです。実際、綺麗な字を書く人を求めますので、評価制度に取り入れる事は決めています。
OfficeMのサービスは、日本における日本人の為のサービスです。
だから、この社員心得を作っていた事にとても誇りを感じました。信じてこのまま進もうと思います。
写真は弊社の社員心得です。詳細はHPの企業理念のページに掲載しています。
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