第三者が社員に喋る意味

ブログ2012.10.11

みなさん、こんにちは。
第三者という意味を考えてみた本田です。

会社、経営者、社員、家族、権利、法律、残業代、解雇、働き方。
これらは労務管理には切っても切れない関係の言葉です。

私はいろんな働き方(正社員、請負社員、派遣社員、アルバイト社員。母のパート社員の姿。)を通して、働くって何やろう?とず~~~っと考えて来ました。
これは性格なんでしょうね。癖というか、頭から離れない永遠のテーマのようなものです。

給与処理に携わったからこうなったのか、元々その素質があったのかは人生1度きりなのでわかりません。
なんせ、私にとってはライフワークなのです。
忙しすぎたり、一人の人に仕事が偏ったり、後輩の成長を支えたり、辞めてみたり。。。
自分の体験を通して、なんて働きにくい世の中なんだ!!と思って来ました。ちょっと変えるだけの話なのにな~って。

今まで、たくさんの給与処理担当者や経営者や管理職に、給与処理を通して対面(電話含む)して来ました。
私は社労士でも税理士でもありませんが、給与処理担当者が欲しい情報や質問の意味を理解して調べて回答してきたつもりです。
それらのやり取りを思い出すと、第三者からのアドバイスはとても救いになっていたようでした。
名指しで電話がかかることも多く、仕事は増える一方^^

今までは給与処理担当者とのやり取りだったのですが、これから一歩進めてみようと考えました。
顧客の社員へ第三者として話をするのです。

どうでしょうか。
私は、会社には経営者と働く側しか居ないからギクシャクするのではないかと思うようになって来ました。
お互いに、いくら正しい事を言いたくても、労務管理の専門家でないし、「人」の行動に強い人ばかりではありません。
伝える能力ってすごく必要な世の中になって来たと感じています。

そういう世の中ですから、通訳の人がクッションになったらスムーズに行けるかもしれません。
私は経営者の立場も日々勉強して理解して来ています。社員側の知識は豊富です。
この2者は、けんかをしたら負けやと思うのです。仲が良いほどみんなが幸せになるとおもいます。
幸せになるとは、当然素敵な会社になるんですからお客様に愛されてお金を生みます。
「労働者」「経営者」「権利」「利益」ってな明治大正以降に使われるようになった言葉が、お互いを尖らせているだけだと思うようになりました。
本当は、もっと仲良くしたいくせに!!違いますかね~?私は働く側の時は、もっと歩み寄って欲しかった。話したかったです。

第三者とは、ウォーミングアップの役割をし、お互いがいきなり本題に入らないための緩衝材になれると思います。
他社事例、世の中の動き、人とはどういうものか、などなど経営者がいつも言う話とは違う語り口でしゃべってくることになりますよね。
人が違うんだし、新鮮ですよね。社会性が減ってくると、自社の事、目の前の事、マイナスな事に意識が奪われがちです。
社会性を与えるのが第三者の役割です。そんなにカリカリしなくても、まずはゆっくり整理しましょう。ってなスタートで。

第三者が中立でない(経営者側)と思われすぎたら使えない方法ですが、なぜ第三者が必要なのかを働く側に説明出来たらいいんじゃないかと思うのです。
面と向かっては言えない事も、「伝わってもいいや~」と思いながらお互いに伝えられる事ももう少しあるでしょう。
そういう溢れそうな部分から本音で語って、ベクトルを合わせていく事が出来たら素敵ですよね。

第三者とは、経営者に知恵を与えて作業を分担する意味だけでなく、働く側にもとっても素敵な意味を果たすのではないでしょうか。
これをコンサルタントとして一時的に入るとすると、断片的になって、すぐに成果が必要になるので、無理が生じてしまい頓挫するのだと思います。

私が行う給与処理のアウトソーシング業が、この第三者の立場を正しく活用した場合、素晴らしい実りを顧客の組織全体に与える事になると思います。
それもすごいお金を支払わなくても日々の動きを把握してくれるのですから、伴走者にするには素敵な存在になるでしょう。
私はそう思ってこの仕事をしています。
もっとうまく表現出来るように、今の内容を精査したいと思います。

お問い合わせ